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Channel: 一生涯笑顔になる家創り
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温熱環境とは

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前回に気温、湿度、輻射熱について書きましたがhttp://ameblo.jp/souzouhousu/entry-12183289776.html熱中症と真冬について今回は、最近聞かれる方も多いと思いますが温熱環境についてです。快適とは人が、暑くも寒くもない状態と言われていてこれは、体の中でできた熱(産熱)と体から逃げていく熱(放熱)量が同じ状況であることです。が、人が温熱的に感じるのは室温だけでなく複合した要素が絡み合っていることが解ります。その温熱環境の要素として6つ挙げられています。1、気温 室内の空気温度(温度計です)2、湿度 26℃近辺で湿度を30%低減するのと温度を1℃下げるのと 同等の感覚になり、30℃近辺で湿度を30%低減すると温度が3℃ 下がった感覚になります。ちなみに冬に洗濯物を室内干しすると湿度計が 見る見るうちに上がっていくのが解ります。3、気流 夏などで気流(風)が0.15m/秒~0.25m/秒増大すると1℃下がったのと 同等の感覚になり、0.75m/秒では、3~4℃上げなければ同等にならないため 影響は大きいですね。 例えて言うならば、エアコンがそうですね暑いとき寒いときはびゅんびゅん 風を出します。<strong>4、放射温度</strong> 壁・天井・床・壁などから伝わってくる熱のことを言い 遠赤外線(や赤外線)によって風などの影響を受けず 体に直接伝わってきます。<font color="#FF0000">冬はとっても大事な要素</font>です。<font color="#FF0000"></font>5、代謝量体から発生する熱量のことで、単位は1met(メット)椅子に腰かけている状態を1met作業や運動をしている状態が1.2~3.8met安静時で0.7metとなり体を激しく動かすと室温の低いところでも寒さを感じなくなる様な事です。1metの単位面積あたりの代謝量=58,2W/㎡ちなみに一人100Wの電球と同じくらいの熱です。小さいお子さんはそれ以上かもしれませんね。6、着衣量寒い冬に室内で薄着をしていると寒いと感じ、厚着をしていると室温が低くても暖かく感じます。また、お酒を飲んでほろ酔いになると体温上昇、脈が速くなりますが温熱環境要素とは関係ありません。単位はclo値(クロ値)で表し、裸体を0クロとしてある条件下で平均皮膚温度が33℃を保つことができる状態を1clo値といいます。着衣の断熱性を表した単位になり、住宅やビルなどに置き換えると断熱性能が高い+気密が良い=熱抵抗値が大きい(高い)ことになります。温熱環境要素は、室温・湿度・放射温度・気流の4つの物理的要素と着衣量と活動量の2つの要素が関係している事になります。次回はもう少し掘り下げてご紹介させて頂きます。

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